10月といえばハロウィン。
街中にもハロウィングッズやかぼちゃのお菓子などが並び
ここ十数年の間ですっかり秋の風物詩となってきました。
私自身ハロウィンモチーフの雰囲気やデザインが大好きなので
この時期には何かとグッズを集めてしまったりします。
かぼちゃ、おばけ、黒猫、コウモリ、などなどとっても可愛い(^^)
ところで、ハロウィンってそもそも何のための行事なのでしょう?
コスプレをしてパーティーをする日?
かぼちゃを食べる日?
知っているようで曖昧な人も多いんじゃないでしょうか?
でも巷にはすっかり浸透していて今さら人には聞けないし…
そんなハロウィンについて調べてみました!
ハロウィンの由来や意味は何?
ハロウィンとはいったい何なんでしょう?
元々は、古代ケルト民族(ヨーロッパの先住民族)の土着信仰でした。
古代ケルトでは1年の終わりは10月31日と定められ、
この夜には死者の霊が親族を訪ねてくるとされていました。
しかし同時に、悪霊が降りて作物を荒らす、魔女が黒猫を連れて悪さをする、
などとも信じられていました。
またこの時期は、沢山の農作物が収穫される時期でもありました。
そこで、
収穫を祝い、悪霊を追い出し、一年を締めくくるお祭り
が行われるようになりました。
これがハロウィンの始まりです。
日本で言うところのお盆と大みそかが同時にやってくるようなものですね。
ハロウィンの仮装の意味を知ろう
ハロウィンが昔のお祭りであることはわかりました。
ところで、ハロウィンといえばやっぱり
ちょっと怖ーいお化けやモンスターの仮装をするイメージですよね?
なぜハロウィンのお祭りで仮装するようになったのでしょう?
ハロウィンは元々「この世とあの世が繋がる日」でもあります。
あの世から悪霊や魔女がやってきて悪さをしていきます。
そこで人々は悪霊から身を守るために死者や悪霊と同じ格好をして
「私たちはあの世の仲間ですよ」
と悪霊を騙しあの世へ連れていかれるのを防いだそうです。
だから死者のイメージのお化けやゾンビ、
悪魔や魔女、ドラキュラなんかの怖いものに仮装するんですね!
今でこそ可愛らしい仮装が多い日本のハロウィンですが
昔のヨーロッパの仮装はけっこう本気で怖いです…
悪魔の儀式でも始まりそうな雰囲気ですよ…
また、ハロウィンの特徴であるかぼちゃの飾り「ジャック・オ・ランタン」は
死者を導き悪霊を追い払う意味があるたき火に由来しているそう。
かわいらしい飾りにもちゃんと意味があるんですね。
ジャックオランタンとかぼちゃについてはこちらの記事でお話しています!
ちなみに、仮装した子供たちがお菓子をもらって回るのは
悪霊(仮装した子供たち)が人々の家を回り、
訪問された人は悪霊にお菓子を与えて家から追い払うことで
自分の家に厄災が降りかからないようにする厄払いの意味があるそうですよ。
ハロウィンが日本で行事になったのは?
ここまでハロウィンの由来や仮装の意味をお話ししましたが
あれ?何かイメージしていたのと違う?
と思いませんでしたか?
ハロウィンといえば
「みんなでちょっと怖い仮装をして、
かぼちゃのお菓子を食べるパーティーをして楽しんで
子供たちはご近所を回ってお菓子をもらえる楽しい日♪」
ですよね?
これは実はアメリカ風のハロウィンの影響のようです。
その昔ヨーロッパよりアメリカに渡った人々が
ハロウィンを行う文化を持ち込んだところ
アメリカの文化と合わさり民間行事として広まっていったそう。
魔女やお化けの衣装を着込んだ子供たちが
「Trrick or treat.(お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ)」と言って
各家庭を回ってお菓子をもらい、それを持ち寄ってパーティーを開きました。
子供たちにとっては年に一度の大イベントだそう。
ちなみに、アメリカでは大人はそんなに派手な仮装はしないみたいです。
日本には大型テーマパークの季節イベントとして持ち込まれたのが最初のようで、
ハロウィンモチーフの飾りつけやパレードで人気になりました。
その後原宿でコスプレパレードが開催された事をきっかけに
若者を中心として流行っていったそうです。
ハロウィンという行事があるようだね!
仮装してパーティーするんだって、楽しそう!
かぼちゃが使われるそうだからかぼちゃを食べたらいいね!
コスプレしてみんなで楽しもうよ!
というのが日本式のハロウィンですね。
ハロウィンの仮装におすすめの衣装はこちら♪
まとめ
どうでしたか?
今やクリスマス、バレンタインデーと並んで
日本でもすっかりお馴染みになったハロウィン。
実はこんなに深い歴史と意味がありました。
元は厄除けを願うお祭りだったのが
時間をかけて遠くに伝わるにつれ
家族や友人と楽しむ仮装パーティーに変化していったのですね!
今では街中がかぼちゃとおばけにあふれ出すと秋を感じるようになりました。
本来の意味もふまえつつ、季節を楽しんでみるといいですね(^^)