梅雨の花として誰もが思い浮かべるのがアジサイ。
梅雨時期のアジサイは本当にきれいで、
雨に濡れた姿はとても美しいものです。
そんなアジサイを家の中でも楽しみたいと思ったことはありませんか?
実はちょっとした工夫で、
アジサイを切り花として長く楽しめる方法があるのです。
アジサイの切り花を楽しめる時期
アジサイといえば地植えや鉢植えのイメージが強いと思いますが、
実は切り花として楽しむことが可能です。
花屋さんも、鉢植えだけでなく
切り花としてのアジサイを取り扱っているお店も多く、
だいたい早くて4月頃から店頭に並び始めます。
鉢植え、切り花共に一番の見ごろは6月で、
7月後半には枯れてしまうことがほとんどです。
アジサイの切り花の日持ちを良くさせるには
すごく綺麗に咲いたアジサイを見つけたら、部屋の中に飾っておきたい!
と思うことありますよね。
しかし、枝を切ってそのまま花瓶にさしただけだと
1週間も経たずに枯れてしまって残念な思いをすることになります。
通常お花は、茎や枝を切って水に差しておけば、そこから
水を吸い上げるので一定期間綺麗な花を咲かせてくれるのですが、
アジサイはこの水の吸い上げがとても苦手な花なのです。
そこで花瓶に入れる前に、一工夫加えて
水の吸い上げをよくしてあげます。
①アジサイの水の吸い上げをよくする下準備
まず切り花の根本部分をナナメにカットします。
この時カッターナイフを使うと綺麗に切ることができます。
すると枝の中に白い綿のようなものが
たくさん詰まっているのが見えると思います。
実はこの綿が、水の吸い上げを邪魔しているのです。
簡単に取り除くことができるので見える部分の綿は全て取りましょう。
そして深めの花瓶を用意して深く水につけてやることで
かなり長持ちするようになります。
②アジサイの切り花の水の管理
最初の水上げだけ頑張っていてもいけません。
そのまま花瓶の中に花を入れたままではそのうち根元から腐ってしまいます。
水は毎日新鮮なものに取り換え、
切り口もこまめにカットし直していくことで、
花が腐ってしまうのを防止することができます。
また、つける水の中にHB-101のような
植物の栄養剤を混ぜてあげるのもとても効果的です。
③紫陽花の花瓶を置く適切な環境
窓際の暑くなりすぎるところに置くのは絶対によくありません。
また、エアコンや扇風機等の風が直接あたるところもだめです。
程よい日当たりのある涼しいところへ置いてあげることを心掛けてください。
これら3つの点を踏まえれば、長くて1か月程度、
家の中でもアジサイを楽しむことができるようになりますよ。
紫陽花の色の違い
ところで、アジサイはどうして様々な色があるのかご存知ですか?
実はアジサイの花の色は
育った土の中のPH度(酸性度)によって変化しているのです。
土が酸性なら青色
アルカリ性なら赤色の花を咲かせます。
もしアジサイを自分で育ててみたい、という人は
土の肥料をかえることで酸性度が変わってきたりするので、
ご自分で調節し、どんな花が咲くのか想像しながら待つのも楽しみのひとつですよ。
まとめ
あじさいを切り花として楽しむ方法をお伝えしましたが、
その役目を終えたあとは実はドライフラワーとして、
また新たなアジサイを楽しむことができます。
アンティークのようなおしゃれさを出すことができるので
そんな活用法もおすすめです。
様々な楽しみ方ができるアジサイ、今年は是非たくさんの方法で楽しんで
生活を豊かにしてくださいね。