さぁいざ潮干狩り!
と気合十分で出かけて行っても、
あれ…家族全員で手のひら一杯分だけ…?
そんな切ないお話、実はけっこうあるんですよね。
潮干狩りはただひたすら砂浜を掘ればいいわけでなく、やっぱりいくつかのコツがあります。
ここでは潮干狩り素人でも大漁ゲット!?
アサリなどの取り方のコツや
潮干狩りにベストな時間帯、獲れた貝の上手な持ち帰り方法についてお話します。
アサリがたくさんとれる潮干狩りのコツ
潮干狩りなんて、根気の勝負!
とにかく掘って掘って探して掘るべし!
…残念ながらそれじゃなかなか思うように貝は掘れません。
アサリがいそうなポイントを探して狙って掘りましょう。
砂の斜面、岩場の陰、海藻があるところを探す
砂がなだらかに斜面になっているところを探しましょう。
その砂山の、海の流れが当たらない反対側。
こういうところにアサリは生息しています。
人があまりいない岩の陰や、海藻が浮いているようなところは、アサリが身を隠すのを好み、プランクトンも多いので絶好の生息ポイント。
一見掘りにくそうなので手つかずの場合も多いです。
あさりポイント探しの裏技としては、地元のベテランさんを見つけて便乗しちゃうこと。
レジャーっぽくない格好をしていて、ささっとポイントに移動していくので、すぐに観光客との違いはわかるはず。
地元なのでどこに貝がいるか知り尽くしていますからね。
くぼみを探して浅く広く掘る
アサリなど貝類は息をするために砂から管を出します。
なので、1~2mmほどのくぼみができるんです。
そのくぼみの下3~5センチほどのところに潜っているはず。
そして、アサリはたいてい同じサイズで群れになっているので、1つ見つけたらその付近には20~30個ほど見つかることが多いです。
管理された会場の場合、満潮時に船でアサリを撒いているので、一か所に固まって見つかることが多いです。
5センチ以上の深い場所には潜りませんし、1ついないなら周りにもいません。
一生懸命掘り下げても、大判小判も出てきませんし(笑)
いなければ見切りをつけて他のポイントに移動しましょうね。
ハマグリも見つかる!?裏技
浜辺から200メートルほどの海水がきれいなところで、膝上くらいの水深のところを探してみましょう。
他の人は水辺までしか掘らないので、少し水深があるところは手つかずなケースがほとんど。
濡れるのを覚悟で、砂の浅いところを手で探ってみてください。
水中なので軽く手でかくだけでOK。
アサリももちろんですが、ハマグリが見つかることがあるんです。
ハマグリもいくつかまとまっているので、集中的に探してみてくださいね。
ハマグリやマテ貝の探し方のコツはこちら!
潮干狩りの時間っておすすめなタイミングはあるの?
潮干狩りは海水浴とは違うので、
「朝一から来て一日頑張れば大漁!」というわけにはいきません。
潮干狩りで一番大事なのが干潮時間を把握すること。
干潮時刻とどう関係があるの?というのが次の通り。
潮干狩りのベストタイミング
潮干狩りが楽しめる最適なタイミングは、干潮時刻の前後2時間です。
「○○海岸 干潮時刻」と調べれば、干潮時刻=その日一番潮が引く時刻がわかります。
干潮時刻が12時なら、10時~14時が潮干狩りに最適な時間帯、ということになります。
準備の時間も考慮して、掘り始めの一時間前を目安に会場につけばいいでしょう。
潮干狩りの上手な進め方
潮が引きだしたのを見計らって、
水際を追いかけるようにだんだん沖に向かって掘っていきます。
水際=砂が斜面になっているところが段々見えていく、ということなので、潮に沿って進んでいけばアサリの生息ポイントを追いかけていく形になるんです。
そして干潮時刻までが勝負!
潮が満ちだしたら早めに切り上げて砂浜に帰って来ましょう。
なぜかというと、満潮ギリギリまで粘って掘っていると、他の人と引き上げのタイミングが重なるので、計量や片付けや洗い場や駐車場で混みあうことになっちゃいます。
疲れているのにいちいち並んだり混雑にもみくちゃにされるのは大変です。
ということで、
潮の引きと開始と同時に一気に掘り進んで早々に撤収する、というのが潮干狩りの時間の賢いスケジュールですよ!
潮干狩りでとれた貝の持ち帰りの方法をチェック!
さて、いっぱいとれたアサリ。
どうやって持ち帰りましょうか。
そのまま袋だったり真水につけたり、いろんな方法があるんですが、ここでは漁師さんに聞いた方法をひとつご紹介。
まずはアサリの表面の砂をきれいに落とします。
クーラーボックスに海水とアサリを入れます。
この時、ザルやあげ底をして網をひいた上に入れるようにします。
こうしておくと、アサリが吐いた砂が網目を抜けて容器の底に落ちるので砂抜きになります。
容器に直接貝を入れてしまうと、せっかく吐いた砂を他の貝がまた吸ってしまうんだそう。
海水温が上がりすぎないように保冷材や凍ったペットボトルを入れておくこと。
ただし、貝に直接保冷剤が当たらないようにしてくださいね。
こうして持ち帰れば、貝を新鮮なまま運ぶことができます。
クーラーボックスが無ければバケツでもいいですが、ピューピュー水をはくので必ず蓋はしておきましょうね。
クーラーボックスに入れるのとは別に、ペットボトルに海水を持って帰っておき(2リットルを数本)、家に着いたら海水を入れ替えて海と同じくらいの温度にして、暗いところで一晩じっくり砂抜きしてください。
家で塩水を作るより手間がかからないし、住んでいたところの海水だとよく砂を吐くんだそうです。
けっこう大量に水を吸うので、海水は多めに持って帰ってきましょう。
砂抜きが終われば、真水で綺麗に洗っていざ調理です♪
自分で苦労して獲った貝だと味わいも格別ですね。
持ち帰りのコツはこの記事でも解説しています!
潮干狩りのコツまとめ
潮干狩り関連記事はこちらも参考にどうぞ(^^)
準備編
子連れ編
初めてでも久しぶりでも素人でも、潮干狩りのちょっとしたコツを覚えておくと、やみくもに広大な砂浜に挑むだけ、にならないはずです。
今年の潮干狩りは大漁が狙えるかもしれませんよ!
頑張って美味しい貝料理を味わえるといいですね(^^)