子どもと新幹線に乗ってのお出かけ。
乗車券を予約するときに気になるのが、いったいどの席を選ぼうか、ということ。
大人と違って移動中ずっとじっとして…なんてくれないですもんね。
トイレに立ったりぐずったり寝てしまったり…
そんな子連れ移動あるあるに対処しやすいように、
- 子連れで新幹線に乗るときの座席の位置のおすすめ情報
- 車両を選んで赤ちゃんとの移動を便利に過ごすコツ
- グリーン車の子連れでの利用についてのあれこれ
を子連れママ視点でまとめてお話します。
子連れで新幹線に乗るときの座席の選び方は?
子どもと一緒に新幹線に乗るなら、窓から景色を見せて気分が紛れてくれるように♪
…って、窓際の席を選んでいませんか?
それ、途中で困ることになるかもしれませんよ。
子連れでの座席選びは3つポイントがあります。
通路側の座席を選ぶ
子どもや赤ちゃんと一緒に新幹線に乗るなら
座席は通路側を確実に確保しましょう!
なぜ楽しそうな窓際じゃなくて通路側がいいのか。
実は子どもを連れていると、座席を立ちたい場面が多々出てきます。
オムツ替え、授乳タイム、泣き出した、
座っているのが飽きて歩きたい、などなど…
その都度席を立って、トイレに行ったりデッキに向かったりすることになります。
であれば、通路側に座っていた方がさっと立ちやすいんですね。
これが窓側の席だったとして、もしお隣が他のお客さんだったらどうなるでしょうか?
毎回「すみません…」と、前を横切らせてもらうことになりますね。
お休みになっていたりしたら、ちょっと迷惑になりそうで気が引けてしまいます。
特にママ一人での子ども連れなら、なるべく気を遣う場面は少なくしたいもの。
そのためにもできるだけ通路側を確保してください。
車両の後ろ寄りまたは前寄りを選ぶ
車両の真ん中よりも出入り口に近い席がおすすめ。
これも理由は同じで、さっと立ってさっとデッキに出られるからです。
車両の真ん中からデッキまでって、意外と歩かないといけません。
赤ちゃんと荷物を抱えて揺れる車内を歩くのはけっこう大変。
移動距離が短く済むよう、車両の出入り口に近いところを選んでくださいね。
ちなみに、一番後ろの席を選ぶと壁と座席の間のスペースが真後ろになり使いやすくなるので、ベビーカーやキャリーケースなどを置きやすくなります。
もちろんこのスペースは共有部分なので、譲り合ってくださいね。
横並びで座席を確保
ママだけじゃなく、パパやおばあちゃんたちと一緒に乗るのなら、横並びの座席を家族でしっかり確保すること。
2席の予約なら、3列シート側ではなく2列シートの方を取ってください。
3席ならもちろん3列シートを横並びで。
4人なら2席を前後にとってボックスシートにできます。
他のお客さんと横並びを共有するのは、さっきのお話のように何かと気を遣ってしまうので、子ども連れの場合はできるだけ避けられるといいですよ。
子どもの分も指定席を取っておくと楽
ここまでの3つが、座席の位置の選び方のポイント。
そしてさらに余裕があればですが、
子どもの分も指定席を取っておくことをおすすめします。
例えばパパママ2人と子供1人の場合。
子どもは無料だからと2席のみにするのではなく、子ども料金はかかりますが3席並びの座席を一列確保してみてください。
子どもはお膝で大丈夫、と思っていても実際に何時間も膝の上抱っこはけっこう大変です。
パパママ子どもの三席分を使えるようにしておくと、長時間でもゆったりと過ごせるので移動の疲れ方も違います。
指定席車両はひじ掛けがあげられるので横に広く使うことができます。
赤ちゃんが途中で寝てしまった場合でも、横に寝かせることもできますよ。
予算が取れる場合は、ぜひ検討してみることをおすすめします。
新幹線の子供料金に関してはこちらの記事をどうぞ(^^)
子連れでの新幹線で車両は何号車がおすすめ?
座席の位置の選び方は以上の通り。
じゃあ、子連れで乗りやすい車両ってあるのかな、と思いませんか?
それが、やっぱりあるんです。
多目的ルームがある車両とその続きの車両です。
新幹線の多目的ルームとは、体の不自由な方の優先席ではあるのですが、授乳や着替え、体調が悪い時の休憩などに利用できる個室状の座席のこと。
使用の際には車掌さんに声掛けが必要ですが、鍵も掛かるしシートがベット上になるので子供のお世話がゆっくりできます。
また、多目的室の近くにあるトイレにはおむつ替えシートも完備されているので、子供連れには本当にありがたい空間です。
参考HP⇒JRおでかけネット(子供連れの列車でのサービスについてのページに飛びます)
例えば、東海道新幹線N700系のぞみなら多目的室がある11号車が第一候補、その続きの12号車が第二候補となります。
一方10号車は、車両こそ隣ですが多目的室側ではなく、遠くなってしまうので逆に使いづらくなります。
これはあくまでも一例です。
路線や車両編成によって、多目的室の設置号車は変わってくるので事前の確認が大切です。
このあたりは、予約の時に問い合わせると考慮してくれます。
インターネット予約でどこを取ればいいかわからない場合は、みどりの窓口に電話で問い合わせてみてください。
「小さい子どもがいるので、多目的室の近くの席を予約したいのですが」
と伝えるときちんと対応してもらえます。
子連れも多い車両になるので、お互い様な雰囲気になっていますし、周りへの気遣いも少し気持ちが楽になりますよ。
子連れで新幹線のグリーン車に乗ってもいいの?
赤ちゃんがいると、荷物も多いしゆっくり座りたい。
長旅だと疲れない方がなにかといいし、グリーン車だとちょっとゆったりできるのでは?
と考えるママもいますよね。
結論から言うと、子連れでのグリーン車乗車はおススメしません。
理由は2点。
意外とシートがゆったりじゃない
実は、グリーン車のひじ掛けは固定されています。
普通の指定席のように、上にあげることができません。
となると、結果的に一席ずつ区切られた形になるんですね。
大人だけで座るにはこれが快適だったりするのですが、子連れでは逆にデメリット。
ひじ掛けをあげてソファー上に並んで座れたり、寝てしまったらベットのように寝かせたりと、横に広々使える指定席の方が格段に使いやすいです。
静かな空間で気を遣う
グリーン車といえば、ちょっとプラス料金でゆっくりしたい人が多く利用する車両。
もちろん、子連れで利用しちゃいけないなんてことはないのですが、あまりの静寂では子どものちょっとした声すら気になってしまうもの。
帰省疲れからゆっくりしたくてグリーン車に乗ったのに、子どもの声からお菓子の袋のガサガサ音にまで終始気を使って
逆に疲れ果ててしまった、という友人の体験談を聞きました。
静かな空間には、子ども連れはやっぱり疲れちゃいますね。
ということで、
わざわざ追加料金を払ってまで(しかも子供料金はない)子連れでグリーン車を選ぶメリットはないな、
というのが私の結論です。
ハイシーズンでグリーン車しか空いていなかった、などという場合はありますし、もちろん乗ってはダメということはないので、そういうケースは対策をしっかりしてから乗車するといいでしょう。
子連れ新幹線乗車の対策はこちらの記事でご紹介してます。
まとめ
さて、子供連れでの新幹線の座席についていろいろとご紹介しました。
ただ適当に座席を予約するだけじゃなく、あらかじめこういったコツを知っておくことで子連れでの移動も快適に過ごすことができます。
ちょっとのポイントで、移動のストレスがぐっと減りますよ。
みどりの窓口では、子連れでの予約も多いので状況を把握して的確にアドバイスしてくれますし、不安な場合は一度問い合わせてみるのをおススメします。
新幹線の時間だって、楽しい旅のひとときです。
家族みんなで、快適な列車タイムを楽しんでくださいね(*^^)