乾燥する季節、トラブルが起きやすいのが喉のイガイガや咳。
咳が続くと、身体もきついし寝つきも悪いしで辛いですよね。
病院へはなかなか行く時間が取れないし、薬を飲んでみるものの何かもう一つ効果が欲しい。
そんな時には、食べ物や飲み物をひと工夫してみませんか?
咳に効くと言われている食べ物や飲み物、よく聞くハチミツ大根についてや実際に飲んでみた感想をご紹介します。
咳に効く食べ物や飲み物にはどんなものがあるの?
コンコン、ゲホゲホと辛い咳。
おばあちゃんの知恵袋や民間療法などとして、咳に効果があるとされている食材はいろいろあります。
中でも、家庭で取り入れやすいものをピックアップしてみました(^^)
よく聞く代表選手はこの3つ。
はちみつ
クエン酸やポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれていて、殺菌作用と喉の粘膜の保護作用があります。
はちみつの効果については、実際にアメリカのペンシルベニア州立大の研究チームにより医学誌に発表されているほど。
そのままスプーンで一口なめたり、お湯に溶かして飲んだり、はちみつを溶かした水でうがいをするのも効果的だそうです。
他の食材との組み合わせも相性が良く万能選手です。
大根
ジアスターゼという酵素が含まれていて、胃腸を整える効果に加え抗炎症作用、咳止めや痰を出しやすくする働きがあります。
大根を切るとイソチオシアネートという成分が出てきます。白血球を活性化する働きが熱に弱いので、大根おろしにして食べたりはちみつ大根にするといいです。
生姜
ジンゲロールという成分に身体を温める効果や免疫力を高める効果があります。
ジンゲロールが加熱されるとショウガオールに変わり、こちらは殺菌作用があります。
すりおろして生姜湯にしたり、紅茶にハチミツと一緒に溶かして飲むと飲みやすいですよ。
他にも、
レンコン
すりおろしたしぼり汁を飲みます。
クセがあるのではちみつを少しまぜても。
搾りかすは鶏ミンチと混ぜてつくねにするとおいしいです。
ねぎ
アリシンという成分に殺菌作用があります。
生で食べると効果抜群です。白い部分も緑の部分も食べましょう!
ゆず・キンカンなどの柑橘類
ビタミンCが多く、ミカンの皮は漢方にも使われているほど。
ゆずやレモンの汁とハチミツをお湯割りにすると簡単です。
柚子茶やキンカンの甘煮などは栄養価の高い皮ごと摂取できるのでおすすめ。
黒豆
黒豆おせちで食べる黒豆の煮汁はぜひ捨てないで!
黒豆の煮汁には炎症や腫れに効果がある成分が含まれています。
そのままでもいいですし、けっこう甘いのでお湯でうめると飲みやすくなります。
花梨
カリンエキスが咳止め効果があるとされています。
のど飴やカリン湯、カリン酒としてよく市販されています。
など、咳やのどに効果的な食材は意外とたくさんありました。
子どもでも口にできるものばかりなので、家族全員で取り入れることができますね。
※はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、一歳未満のお子さんには与えてはいけません。
たとえ加熱してもダメなので充分注意してくださいね!!
ハチミツ大根で喉のケアをしてみよう!
例に挙げた中でも一番簡単に取り入れやすく、効果も高いのがハチミツ大根。
日本では江戸時代から薬の代わりとして利用されていたらしいです。
だいこんアメなどとも言うようですね。
レシピとも言えないほど簡単にできるのでぜひ試してみて下さい!
②ハチミツにひたす
③2,3時間ほどでハチミツがさらさらになれば出来上がり。
大根は、角切りでも薄切りでもいちょう切りでもお好みで。
なるべく細かくした方が大根の成分が染み出しやすくなります。
できれば一日ほどで大根は取り出しましょう。
取り出した大根ももちろん食べられます。
べったら漬けのような味で美味しいですよ。
ハチミツの量は、大根が浸る程度入れればOK。
容器は何でもいいですが、瓶が扱いやすいです。
熱湯消毒をしておくとより安心です。
生の大根を使用するので日持ちがしません。
3日ほどで飲み切る量ずつ作りましょう。
私の場合、鮭フレークの空き瓶に一つ分で、大根は3cmくらいを使用。
子供二人と一緒に飲んでちょうど3日で飲み切りました。
喉にいい飲み物 はちみつ大根を実食した感想
さて、作り方は簡単だったハチミツ大根。
気になるのは効果が本当にあるの?ということですよね。
ということで、実際に作って飲んでみました。
仕込んだのはお昼頃、おやつの時間には出来上がりました。
大根の成分は熱に弱いとのことだったので、スプーンに2さじくらいをそのまま飲みました。
思ったより濃くない、クセもない、美味しい!
ほんのり大根の香りがしますが、味はほぼはちみつです。
さらさらになっているので、はちみつをそのままなめるより断然飲みやすい。
子どもたちにもスプーン一さじずつ口に入れてあげましたが、おいしい、甘ーい♪と好評でした。
大根もそのままポリポリと。
お漬物状態で、意外と美味しいです。
べったら漬けやたくあんが好きな方にはいいと思います。
私はそのままでおいしく飲めましたが、使うハチミツの種類によってはけっこう甘く仕上がるのかな?といった感じ。
その場合は、お湯割りにすると飲みやすくなると感じました。
大さじ1杯くらいをコップ一杯分で割るとちょうど良さそうです。
気になる効果ですが、
コンコンと乾いた咳をしていた息子に、ハチミツ大根の原液を朝ごはんの後、おやつ、寝る前に2さじずつ飲ませたところ、夜の咳は治まって、次の日には咳をしなくなりました。
一方、喉が腫れて痛むほどになっていた私も、息子と同じように飲んでみたところ、痛みが和らぐ感じは確かにありました。
ただし劇的な改善があったというより、悪化はしなかったな、という印象。
やっぱりそこは薬では無いので、進んでしまった症状には効果が優しすぎたようです。
とはいえ息子の咳にはてきめんに効いていたので、やはり風邪のひき始めで症状が軽いうちに飲むことをおすすめします。
子どもの咳対策についてはこっちの記事で詳しくまとめていますよ!
まとめ
咳やのどにいい食べ物や飲み物を知っておくと、風邪をひきやすい季節には強い味方になりますね。
薬が無かったり病院にすぐにいけない場合、口にするものをちょっと意識するだけで、簡単な症状には効果が期待できそうです。
特にハチミツ大根は、簡単なうえに意外と美味しく飲めたのでぜひ一度作ってみて下さい。
冬の強い味方になってくれるはずです!
昔ながらの知恵を味方につけて、風邪の季節を乗り切っていきましょうね(^^)