夏休みのとある朝にかぶとむしを迎えることになった我が家。
カブトムシを飼うのは初めてでどうしていいのかわからない…
なんとか道具を揃えたので、どうやって飼育小屋を作ったのか、
実際に小学生の息子と準備したその手順をご紹介しますね(^^)
カブトムシの飼育ケースの作り方
かぶとむしの飼育ケースを作った手順はこちら。
- 昆虫マットの準備
- ケースにマットとのぼり木を入れる
- 昆虫ゼリーをセット
カブトムシの飼育に必要なものを買いに行ったようすはこの記事でどうぞ!
①昆虫マットの準備
昆虫マットは、カブトムシやクワガタを飼育するのに適したようにブレンドされた土です。
購入した状態では、乾かして袋詰めしてあります。このままでは使えません。
カブトムシが実際に住んでいる雑木林の環境に近づけるよう
昆虫マットに水分を加えて湿った状態にします。
洗面器に昆虫マットを入れ、水を加えてぐるぐる混ぜる。
水分の目安は、土をぎゅっと握った時に軽く固まる程度。
あまり水浸しになりすぎてもいけないのでペットボトルで少しずつ足しました。
これに、ゼオライトを大さじ一杯分くらい加えて、防虫防臭効果をプラス。
これで昆虫マットの準備が完了!簡単です。
②飼育ケースに入れる
できあがった昆虫マットを飼育ケースに入れます。
量の目安は、ケースの底から10センチくらいの厚さ。
ぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、ふわっと入れます。
カブトムシが昼間に地中にもぐって寝たりするそうです。
その上に、のぼり木を置きます。
のぼり木がないと、カブトムシがひっくり返った時に足がかりが無く、起き上がれずにそのまま力尽きてしまうようです。
その他には落ち葉を入れて隠れられるようにしてもいいですね。
③昆虫ゼリーをセット
お部屋の準備ができたら、餌を入れます。
昆虫ゼリーが一番あげやすく、栄養も考えられていて便利。
うちでは、止まり木にゼリーをセットする穴がくり抜いてあるものを用意したので、そこにふたをあけてケースごと入れました。
ポイントは、昆虫マットの上に直接昆虫ゼリーを置かないこと。
カビや虫の原因にもなり、掃除も大変になります。
カブトムシは意外と綺麗好きということなので、衛生的に保ってあげるようにするのがいいです。
平たい木の上にゼリーを出して置いてもいいみたいです。
100円ショップでも、エサ台やお皿といったものが置いてあったので、それを利用すると手軽でいいなと思います。
そうして出来上がったのがこちら
初めてにしては、まぁそれなりの仕上がりな気がします。
もう少し昆虫ケースが大きい方が良かったと少し後悔しましたが、小学一年生の息子だけでも、簡単に準備できました。
カブトムシを飼育ケースに移すにはどうやったの?
さて、ここからが難関。
いよいよカブトムシを飼育ケースに移します。
とはいえ、虫が大の苦手のお母さんと虫を触れないお子さんは多いのではないでしょうか?
お父さんが帰るのを待つか、自分でするかのどちらかになります!
自分でするなら頑張らないと…!!
まずは、もともとかぶとむしが入っていた箱をひっくり返して、飼育ケースの中に落とす作戦。
イメージでは、箱を斜めにすればぽとっと落ちてくれて、さっと蓋を閉めればOK!だったのですが、かぶとむし君は箱にしがみついて落ちてこない(-_-;)
揺すっても振動を与えてもびくともせず…。
どんなに頑張っても駄目だったので、私は腹をくくりまして…。
割りばしを掴ませて、飼育ケースに突っ込む作戦に変更。
段ボールの隅にしがみついているカブトムシの足元に割りばしを差し込みます。
ここでもまた大苦戦しまして。
さっと乗り移ってくれると思いきや、必死で箱にしがみつくカブトムシ。
けっこうな力で引きはがそうとしても動かないんです(´;ω;`)
いつ飛ぶかもわからない恐怖に怯えながら、箱を息子に持たせ、飼育ケースの方に傾けつつへっぴり腰で割りばしで奮闘すること10分。
ようやくかぶとむし君が観念してくれ、割りばしを掴んだところを飼育ケースに移し、無事引っ越しは完了しました。
飼育小屋に入ってしまえば強気の息子、「かっこいいー!食べてる!すごーい!!」
と大興奮でした。
子どものために、虫嫌いを押し殺して頑張ったかいがありました。
準備に手をかけたからか、遠目から見ていると、案外かわいく見えてきたり。
カブトムシの飼い方は?
カブトムシの飼い方の基本は
- 餌を切らさないようにする。
- 昆虫マットが汚れないようにする。
- 適度に湿り気を与える。
の3点を注意しておけば基本的には大丈夫とのこと。
餌の昆虫ゼリーはできれば一日一回取り換えた方が、腐ったり虫がわく心配がないです。
カブトムシは夜行性なので、夜によく食べます。
寝る前に餌が切れていないか確認を忘れずにしてください。
うちでは毎日夕方に取り替えると決めていて、それを子供の仕事にしています。
昆虫の飼育というと果物をあげたくなりますが、果物は水分が多くカブトムシがお腹をこわすことがあるのでスイカ、桃、ブドウなどはあげないでくださいね。
バナナは水分も少なくよく食べるみたいですが、夏の環境ではすぐに悪くなるので、やっぱりゼリーが一番です。
そして、良く食べるので排泄も多いということで、昆虫マットが汚れたら取り除き、新しいものを足してください。
その際には、霧吹きで水分を与えて湿らせるように。
もし汚れがひどく全部入れ替える場合は、最初にやったように昆虫マットの準備をしてくださいね。
一日一回でいいので、マットと止まり木に霧吹きで水をかけてあげて、雑木林の土のように湿度がある状態にしてください。
成虫を飼うのなら、この3点を抑えてお世話してあげれば大丈夫です。
つがいで飼ったり卵を産ませるのであれば、もっときちんとした管理が必要なようですが、初心者にはまだ難しいので、まずは成虫をしっかりお世話することを頑張ってくださいね。
追記:飼育2年目、もう少し詳しくなった記事も書きました^^
カブトムシの飼育まとめ
カブトムシ初心者が頑張って準備をしてみた体験談でした。
小学生の息子でも簡単にできたので、やってみると意外とすんなりできると思います。
余談ですが、息子にはこの一連の経験を作文に書かせました。
準備した物、やったこと、感想を書けば、原稿用紙2枚はあっという間に埋まりましたよ。
夏休みの宿題の最大関門もこれでクリアです!
夏休みにカブトムシやクワガタを手にする機会もあると思いますが、夏の経験としてぜひお子さんと協力してやってみてくださいね。