秋になると七五三のシーズンですね。
子供たちがいっちょまえに着物でおめかしする姿は
なんともほほえましいですよね(^^)
ところで、日本の昔からの行事にはつきものの
数え年、満年齢ってありますよね。
七五三って、いつお祝いするのがいいのでしょう?
「今年3歳になるから今数えで4歳?でも同級生の子は去年してたような…」
ってもうややこしいこと!
準備が迫ってくる前に一度ここで整理しておきましょう。
七五三は満年齢と数え年どっち?
七五三は日本に伝わる昔からの行事です。
日本における年齢のかかわる行事
例えば七五三、還暦、厄払いなどは
数え年で行うもの、とされています。
元々は武家のしきたりで、江戸時代頃から
徐々に庶民に広まっていったという背景があるので
地域や家庭の慣例で大きく異なる場合が多いです。
認識の違いでもめることになっては大変なので
「何歳で祝うのか、それは数えなのか満年齢なのか」と
ご実家などと一度相談してみましょう。
特に決まりやこだわりがない場合、
最近ではわかりやすい満年齢で祝うご家庭が多いようです。
特に3歳のお祝いは
着物の着せやすさやぐずらないことを意識して
3歳のお誕生日を迎えた満年齢で行う場合が多いようですね。
満年齢と数え年の違いとは
七五三のお祝いをどう数えるか。
わかりやすくするために
年齢の数え方の違いを知っておきましょう。
満年齢
生まれた日を0歳とし、誕生日ごとに1歳ずつ増えていく数え方。
生まれた日によって年齢が異なります。
現在の年齢の数え方はこちら。
数え年
生まれた時を1歳として、お正月を迎えるたびに1歳ずつ増えていく数え方。
元旦にみんなが一斉に年を取ります。
この数え方でいくと
12月生まれの子は生まれてすぐが1歳、
1か月も経たずに2歳になるんです!
不思議な感じですね。
七五三は満年齢か数え年か12月生まれの場合
それにしてもややこしいのは
年齢を数えるタイミング。
11月の時点での年齢が大事なのか…
同級生と合わせるのがいいのか…
特に周りに年の同じ子がいる場合は悩みますよね。
まずはわかりやすく
満年齢と数え年それぞれを
実年齢と学年で表してみます。
満年齢で祝う…年少、年長、2年生
数え年で祝う…1歳、年少、年長
となります。
3歳のお祝いの場合
満年齢で祝うのであれば
4歳になる直前のタイミング、幼稚園でいう年少さんの時です。
体もしっかりしているし聞き分けも多少できる頃ですので
イベントを行うのも楽でしょう。
ただし同学年の子は数えでも満年齢でも年上になるので
前年までに終わらせているケースが多いと予想されます。
数え年に祝うとすると
11月時点では2歳になる直前、
実際は1歳児のタイミングになります。
着物をきせてお参りに行って写真を撮って…
正直ちょっと早いかもしれない感じは否めませんね。
赤ちゃんらしさを残したい場合はいいかもしれません。
5歳のお祝いの場合
5歳は男の子のお祝いです。
満5歳は年長さんなのでお話も聞けるでしょうし心配なく過ごせます。
数え年でも4歳手前になりますし、困ることはなさそうです。
ただし、男の子の袴のレンタルサイズは5歳児向けがメインです。
満年齢だと6歳直前なので、体格が大きい子の場合は
ちょうどいいサイズがないというケースもあります。
子どもの体格も考慮して決めるといいかもしれません。
地域によって、男の子は3歳も参ったり5歳だけだったり様々。
こちらの記事で解説しています!
7歳のお祝いの場合
7歳は女の子のお祝いです。
数え年だと年長、満年齢だと2年生で祝うことになります。
7歳のお祝いは数えの子は年長、満年齢の子は1年生というケースが多いので
12月生まれの子の場合、満年齢まで待ってしまうと
お友達とは最長で1年以上ずれてしまいます。
女の子は特に「みんなは七五三したのに私はないの?」
などという話に敏感なことが多いです。
周りにも数え年で行う子が多いなら一緒になるので、
数え年である年長さんで行うのが一番しっくりくると思います。
仲の良いお友達が満年齢の一年生でやるから一緒にしたい場合、
今年満7歳になるからいいのかな?と迷うと思います。
その場合、数え年で8歳、満年齢は6歳、今年度で満7歳、
という具合になります。
七五三の年齢はあくまで生まれ年が基準なのですが、
ずれたからといって大変なことになる訳ではないですし
今では思い出としての側面も大きい行事になっているので
ここはご家族でよく考えて納得して臨んでくださいね。
早生まれさんの七五三の数え方はもっとややこしいかも…
こちらにまとめたのでご参考にどうぞ^^
まとめ
七五三は
子どもの成長を喜んでお祝いする
日本古来の素敵な行事です。
子どもにとっては
憧れの晴れ姿に身を包むことができる
一大イベントでしょう。
それぞれの家庭でしきたりもふまえつつ
子どもに無理のないようタイミングや時期を考えて
家族みんなでお祝いしてあげるといいですね!